2011年4月11日月曜日

仮想化ってなに?

IT インフラの用語で「仮想化」が使用される場合、一般的には CPU・メモリ・ストレージ・ネットワークなどコンピュータを構成するリソースに対して物理的な制約を排除して柔軟に共有や分割できることを指します。
現在普及している x86 コンピュータ ハードウェアは、単一のオペレーティング システムを実行するように設計されたものです。導入時には、オペレーティング システム上で動作するアプリケーションのピーク時を見据えたサイジングを行うため、ピーク時以外の多くの時間帯はコンピューティングリソース(CPU、メモリ、ディスク、ネットワーク)の使用率が低く、遊休リソースとなっている状況が散見されます。仮想化を用い 1 台の物理サーバ上で複数の仮想マシンを実行することで、ピーク時以外の時間帯も平均的に高い使用率を実現することができます。つまり、リソースのムダを排除することができるのです。また、1 台の物理サーバ上に配置されている各仮想マシンでは、異なる種類のオペレーティング システムやアプリケーションを実行することができます。
個々の仮想マシンは、独立した仮想的なハードウェアとして構成されるため、相互に悪影響を及ぼすことはありません。
仮想マシン全体(CPU、メモリ、オペレーティング システム、ネットワーク デバイスを含む)をカプセル化することで、すべての標準的な x86 オペレーティング システム、アプリケーション、およびデバイス ドライバとの完全な互換性を持ち必要なときに必要なリソースにアクセスできます。

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