まず、6割の情報が得られれば、十分と考える。8割の達成を待っていては手遅れだ。得られる情報量が少ないのだから、必要な情報と不必要な情報の区別がものをいう。ここでも、ファンクションが重要になる。
情報を効率よく収集するには、7つのポイントを考える。
【1】何のために集めるか、
【2】誰が集めるか、
【3】何を集めるか、
【4】どこから集めるか、
【5】どんな方法で集めるか、
【6】どの程度集めるか、
【7】いつ集めるかの7つだ。
特に重要なのは「【1】何のために集めるか」だ。これこそ、ファンクショナル・アプローチで最も大切にしているところである。ファンクションの達成に役立たない活動は、ムダな活動である。情報収集時にも、ファンクションを明確にしておかなければならない。さもなければ、集めることが目的化してしまい、ムダな時間を費やすことになるからだ。「集めてから区別するのではなく、区別してから集めること」なのだ。そのために、「この情報は何のためか」という問いかけを繰り返すことだ。
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