2011年4月11日月曜日

仮想化のメリット

リソースの有効活用

1 台の物理サーバに 1 つのオペレーティングシステム」 という従来のモデルを排除して、1 台の物理サーバ上で複数の仮想マシンを構成し、各仮想マシン上で独立したOSを実行することができます。これにより余剰リソースを各仮想マシン (OS) へ割り当て、共有することが可能となり、結果として物理サーバの台数を削減すると同時にリソースの有効活用が実現できます。

管理性の向上

仮想化を活用し物理サーバを削減することで、監視・メンテナンスなどそれに伴う管理コストも削減することができます。また、仮想環境を一元管理する専用のソフトウェアを使用することで更なる管理性の向上が見込めます。

柔軟性の向上

物理サーバと異なり、ハードウェアと OS の間に仮想化レイヤーが存在することにより、OS とハードウェアを切り離して考えることができます。OS は仮想化レイヤーに依存するためハードウェアを選びません。これによりハードウェアの老朽化やリースアップなどで移行が必要な場合もオペレーションを簡素化することができます。

サーバ構築の高速化

従来の物理環境でのサーバ構築はハードウェアの選定から社内申請・承認、納入後にOS・アプリケーションのインストールなど 1 ヶ月〜 2 ヶ月の時間を要するのが一般的でした。 一方、仮想環境では、必要とされるリソースさえ準備できれば数時間程度で仮想マシンの構築は完了するので、迅速な業務展開、サービス展開が可能となります。

バックアップ・リカバリが容易

仮想マシンに関わるデータは、全てファイルとして扱われるためシステムのバックアップを容易に行うことができます。仮想環境では仮想化レイヤーがハードウェアと OS を切り離しているため、ハードウェアに依存することなく仮想マシンのリストアが可能です。

移行が容易

仮想環境では実行中の仮想マシンを停止することなく、仮想化ソフトウェアを導入済みの物理サーバ間で移行することが可能になります。これによりハードウェア保守等の計画的な停止時間を最小限に抑えるとともに、物理サーバに障害が起きた際も容易に仮想マシンを再起動させることができます。

 

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