一番のポイントはデュアルコアチップです。クアルコム・Snapdragonシリーズのデュアルコア、MSM8260が1.2GHzで動いています。なので動画は1080pで撮れるし、マルチスレッディングも(搭載されているAndroid 2.3・Gingerbreadが許容する限
り)可能です。RAMは768MBで、最新のHTC機、たとえばDesire SやIncredible Sと同じです。
Desire HDやEvo 4Gと同様4.3インチスクリーンということですが、ベゼルがスリムに、背面も角をとるような加工がされているので、フットプリントサイズは小さ目になっています。スクリーンは16:9のSuperLCD qHDディスプレイ、解像
度は960 x 540です。タブレット端末HTC Flyerでも使われているSense 3.0の3Dエフェクトも快適に見られます。またHTC Sensationは、電話としては初めて(ワイングラスなどによく使
われる)コントゥール・ガラスを使っています。HTCによれば、これはより頑丈にするためだそうです。
さらにSense 3.0に関して言えば、ロックスクリーンが強化されて、機能を立ち上げたり、アプリをダウンロードしたりがロックスクリーンから可能になりました。また、どのライブロックスクリーンの「壁紙」を選ぶかによって、写真を撮ったり新規メールを書いたりする機能を、スクリーンロックを解除するのと同じ操作で立ち上げられます。使うときの時間短縮ができて、特にすぐ写真を撮りたいときにはすごく便利でしょうね。
バッテリー消耗する機能がこれだけ付いてきて(ライブロックスクリーンとか、3Dの天気予報とか)、バッテリーは大丈夫なのかと思うでしょう。でも放電容量は1520mAhで従来より改善していますし、HTCによればデュアルコアチップは何事もうまく処理してくれるので、午前4時に携帯が終了、充電もできないなんて事態にはならなそうです。
写真に関して言えば、8メガピクセルのカメラは全般に改善し、ボタンを押したときの反応も早いです。iPhone 4のスクリーンシャッターほど速くはないですが、これまでのHTC端末よ
りは良いです。iPhone 4同様、1080pの動画はアップロード前にトリミング可能で、動画にはオートフォーカス機能もあります。
SensationとタブレットFlyerの共通点がもうひとつあります。HTC Watchビデオストアで新作を含む映画を買ったり借りたりできます。ただ価格についてはHTCは明言を避けました。ソニーやワーナーブラザーズやディズニーやFoxやMGMなどなど、入手可能なタイトルはすべて対応するとのことです。
動画をダウンロードするとなれば、4GBの内蔵ストレージを使い切ってしまうことが予想されますが、HTCでは8GBのmicroSDカードを付属させています。
全世界で5月~6月に発売される予定です。気になるお値段ですが、HTCによれば「Desire
HDと同等の価格」になるとのことです。
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