2011年6月7日火曜日

クラウドのメリット

1)初期投資が不要
 パブリック・クラウドの利用者はサーバーやストレージなどのハードウェアを購入・所有しなくても、経費で利用できるようになります。つまり、IT資産を固定資産から運用コストへと転換することができ、IT資産のオフバランス化が図れることになります。

2)システムの運用管理が不要
 クラウドでは、インターネットの向こう側に情報システムが存在することになります。従って、システムを構成する各機器の運用管理は全て、インターネットの向こう側でサービスプロバイダーが実施することになります。このため、利用者が自らサーバーなどの運用管理作業を行う必要はありません。
 ソフトウェアのプログラムに不具合(バグ)があった場合やバージョンアップが必要な場合も、プロバイダー側が全ての作業を行うため、利用者側は何も行う必要がありません。

3)すぐにシステムが使える
 クラウドでは、既にプロバイダー側で稼働しているシステムを利用するため、利用者は申し込みから短時間でシステムの利用が可能になります。例えば、 IaaS(Infrastructure as a Service)の代表的なサービスであるAmazon EC2(Elastic Compute Cloud)を利用する場合、有効なクレジットカードさえあれば、30分程度でサーバーを立ち上げることができます。

4)拡張性、柔軟性が高い
 IaaSであれば、仮想サーバーの追加や削除、SaaS(Software as a Service)であれば、人数の追加や削減が迅速かつ容易に行えます。このため、仮に事業が急激に拡大した場合にも、柔軟に対応することができます。

5)一時的な利用が可能
 従量制課金のため、必要な時だけ使い、必要がなくなればすぐに利用をやめてしまうという使い方が可能です。例えば、期間限定のキャンペーンサイトの構築などの場合には大いに有効でしょう。

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